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2019年卒の学生が日々の学びや経験をアウトプットするブログ。

チャレンジ童貞にならない【『ポスト平成のキャリア戦略』を読んで】

 

こんにちは、かず(kazu_1247)です。

 

今回は、『ポスト平成のキャリア戦略』(塩野誠、佐々木紀彦 著)を読んで学んだこと、考えたことを書いていきます。

 

 

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

 

 

 

テーマは以下の三つです。

 

・20代は私淑せよ
・チャレンジ童貞が増えている
・コーチャブルか否か




・20代は私淑せよ

 

佐々木:20代はとにかくプライドを蹴散らされて、新しく生まれ変わる経験が必要だということですね。そこで、いろんな経験をしていって、失敗して這い上がっていくべきだと。

 

塩野:メッセージとしては、「一度、本当にリセットを考えた方がいいですよ」と「あなたは何者でもないですよ」ですね。あとは、誰かに私淑するのはいいと思います。

 

佐々木:師匠を作るんですね。

 

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ロールモデルを作るのはすごく良いと思います。ああなりたいな、と思う人です。会ったことがある人でも、会ったことがない人でもいいと思います。実在しない人でもいいと思います。

 

なぜロールモデルを持つ方が良いかというと、何かを判断する時にその人を参考にすることによって、自分が良い意味で楽になると思うからです。

 

何か決断する時、自分一人で悩んでいると、とても労力を使います。無意味に時間だけが過ぎ去っていくこともあります。そういう時に、あの人が同じ状況だったらどういう決断をするのだろう、と考えてみるのです。そして、それを基に行動してみるのです。こうすることで、実際に行動するまでの時間が早くなります。さらに、それは自分の理想の人物の決断や行動に近いと言えるので、自分でも納得のいく決断になるのではないのでしょうか。

 

僕は、不思議なことに、あの人のことを参考にしよう!って意識していなくても、何かを決める時に「あの人だったらどうすだろう」って自然と思い浮かんでくるんですね。僕も、誰かにそう思われる人物になりたいですね。

 

ちなみに、僕が中学1,2年の頃のロールモデルは『MAJOR』の主人公・茂野吾郎でした。僕は小学~高校までずっとサッカーをしていたのですが、茂野吾郎の生き方を単純に「かっけえ!」と思っていて、家で自主練する時にも吾郎の姿をイメージしてやっていました(笑)



 

・チャレンジ童貞が増えている

 

塩野:あれだけ就活生は三井物産三菱商事に入りたがるわけですが、就活生に「社長の名前を知っている?」と聞くと、誰も知らないのです。

 

佐々木:日本の人たちは、システムに就職しているわけですね。

 

塩野:そう。システムの一部になりたい。システムに組み込まれたいわけです。

 

・・・・・・

 

佐々木:私は、チャレンジや新しいことを過剰におそれる人を「チャレンジ童貞」と呼んでいますが、今は日本は「チャレンジ童貞」だらけです。

 

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パワーワードですね、チャレンジ童貞。はっとされます。

僕は、自分の人生を振り返ってみても、それほど大きなチャレンジはしていません。就活を機に、自分と向き合い、自分の理想の姿をイメージしつつあるので、これから大きくチャレンジしていきます。

 

まあ、日本に住んでいてチャレンジしないってことは、生物学的には普通のことだと思います。日本は本当に安全な国で、危機ってものが少ないし、自分から必死こいてアクションを起こす環境ではないからです。コンフォートゾーンからわざわざ抜け出して、危ない挑戦をしないのはそういういことも関係していると思います。

 

それでも、僕は、やはり自分の人生なので理想を追求していきたい。そこで、重要になるのが、自分のミッションを見つけることだと思います。自分の哲学というか、自分はこういうことを実現していきたいとか、そういうことだと思います。それを、自分の中に強烈に鮮明に持つことが重要だと思います。

 

それを実現させるために生きていくこと。

こう考えると、例えば、就活においては「内定」がゴールだなんて思いません。内定というのは、自分のミッションを実現させるための道の上に立っている会社に入社することだと思います。あくまで、それは道の上なのです。




・コーチャブルか否か



佐々木:(失敗で)折れる人とそうでない人の違いは何なのでしょうか。

 

塩野:起業家の例で言うと、必要条件と言えるのは、コーチャビリティ(Coachability : 指導可能)だと思います。つまり、いろんな人の意見やアドバイスをいったん受け止めて、何でも「イエス」と言うのではなく、自分に必要なものを咀嚼する能力です。

 コーチャブルである人間は、本質的な賢さを持っていて、情報の非対称性がある中で、自分にアドバイスをしてくれる人を利用できるのです。

 

佐々木:多くの人の教えを上手く吸い取れるので、どんどん成長していきます。

 

塩野:例えば、佐々木さんから部下の方を見て、その部下が教えたことから学べる人間かどうかということです。佐々木さんが言ったことを受け止めて、改善できるかどうかが、コーチャブルです。

 

佐々木:あまり、コーチャブルすぎると上司色に染まってしまいませんか?

 

塩野:でも、本当に頭がいい人は取捨選択していくので、「承りました」と言って、ちゃんと取捨選択しています。

 

佐々木:一方で、無駄にプライドが高くてすぐにシャットダウンしてしまう人もいまよね。

 

塩野:現状の20代で多いのはそのタイプです。20代でコーチャブルでない人は、経営者でも、ビジネスパーソンでも、研究者でも、その時点でもう伸びません。それはある意味、残酷な事実です。

 

佐々木:コーチャブルであるかどうかを妨げる要因は、プライド以外では知性ですか。

 

塩野:何と言っても、根拠のないプライドが大きいです。プライドの中には、「間違えた、と言われたくない」「知らないでしょ、と言われたくない」といったことも含まれてます。

 

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人からのアドバイスを全て受け入れたり、全てシャットダウンしたりするのではなく、必要な部分だけを自分に落としこんでいくことですね。

 

その過程で、根拠のないプライドは本当にいらないですよね。

 

知らないことや間違いはすぐに認めた方が、自分にとっても良いことだらけですし、チーム全体としても良いことです。

 

だって、「知らない」状態から「知る」状態になったのですから、どう考えてもプラスの動きです。でも、それができないのは、「そんなことも知らないのか」と周りに思われるかもしれないという、無意味なプライドですよね。それさえなくなれば、ぐんぐん成長していくのではと思います。

 

常に成長過程の自分であると認識して、余白素直さを持ち、上手く吸収していきたいですね。

 

 

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)

 

 

 

今回は以上です。

 

それではまた!

 

Written by かず

 

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